こんな製品・用途でバット溶接機が使用できる
大型ベアリング
フラッシュバット溶接を用いることで、大型ベアリングを製造することが可能です。バット溶接機にてベアリングの外輪と内輪の溶接を行います。
小型のベアリングの場合は、外輪と内輪の製造は切削加工による削り出し、もしくはプレスによる抜き・絞りにて行いますが、ベアリングが大型になると、材料歩留まりが低下し、製造コストが増加するという課題が生まれます。また大型になると、加工時間が長くなり、製造リードタイムが長期化するという課題もあります。
フラッシュバット溶接により上記の課題の解決が可能です。帯鋼を接合し、その後プレスにて成型、仕上げ加工を行うことで材料のロスを最大限回避でき、歩留まりが100%に近づきます。
バット溶接以外に選択される溶接工法
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切削加工
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抜き加工
バット溶接を用いた場合の効果
材料歩留まりの向上
φ100以上の大型ベアリングの場合、切削加工や抜き加工を用いると材料のロスが多くなります。バット溶接は帯鋼を用いるため材料ロスはなく、歩留まりが向上します。ただし、φ300を超えるとバット溶接機への材料セット、加工が難しくなります。
母材強度同等の接合強度を実現
バット溶接により接合することで、母材強度同等の接合強度を実現することが可能です。ベアリングには強度が求められるため、最適な接合方法といえます。
加工時間の短縮
バット溶接で外輪と内輪を接合する場合、ワークセットをした後、数秒で求める形状を成形することが可能です。切削加工の削り出しの時間、プレスでの絞り加工の時間を考えた場合、タクトタイムの大幅な短縮を実現できます。
想定される溶接機型式
バット溶接機で課題を解決します!
大型ベアリングの製造について、外輪と内輪の製造工法の見直しをご検討中の皆様、お気軽にご相談ください。最適なバット溶接機を提案させて頂きます。