こんな製品・用途でバット溶接機が使用できる

大型リングギア

大型リングギア

フラッシュバット溶接を用いることで、自動車や建機、農機などに用いられるφ200以上の大型リングギアの接合が可能です。大型リングギアは、ブロックからの削り出しにより製作される場合もありますが、材料歩留まりを向上させるために、バット溶接が用いられます。

駆動部品として使用されるリングギアには、強度が求められます。そのため、接合工法としては母材同等の接合強度を実現できるフラッシュバット溶接に限られます。φ200以上の場合には、フラッシュバット溶接により製造することで材料歩留まり向上、製造リードタイム短縮を実現できますが、φ200以下の場合には機械加工での製造が優位になる可能性が高いです。

バット溶接以外に選択される溶接工法

  • 切削加工

バット溶接を用いた場合の効果

材料歩留まり向上

機械加工と比較して材料ロスが小さく、歩留まりが向上します。大型になればなるほど、材料ロスは増加していく傾向にありますので、バット溶接の効果が大きくなります。

 

製造リードタイム短縮

大型リングギアを機械加工で製造する場合、加工時間が長くなり製造リードタイムに影響します。バット溶接を用いるとワークセット後に瞬時に接合が可能となり、仕上げを考慮してもリードタイムが短くなります。

バット溶接機で課題を解決します!

大型リングギアの接合について、製造工法の見直しを検討中の皆様、お気軽にご相談ください。最適なバット溶接機を提案させて頂きます。