こんな製品・用途でバット溶接機が使用できる

スチールベルト

スチールベルト

フラッシュバット溶接を用いることで、スチールベルトの接合が可能です。スチールベルトは、多くの場合Tig溶接にて接合されますが、バット溶接を用いることで、溶接時間の短縮をはじめ、多くのメリットを得られます。

スチールベルトの溶接は、出荷前の工場だけではなく、使用場所での接合が必要な場合もあります。その場合、Tig溶接を用いると溶接ヒュームの発生の懸念があり、シールドガスの持ち込みが必要で、容易に接合が行えないことがネックとなります。バット溶接を用いると、バット溶接機の持ち込みのみで接合が可能となり、また溶接ヒューム発生の心配もありません。
ただし、バット溶接で対応できる対象ワークは、t0.3以上のスチールベルトに限定され、さらにW50mm程度のスチールベルト溶接を行う場合には、t0.5以上の板厚に限定されるなど、制限があります。

バット溶接以外に選択される溶接工法

  • Tig溶接

バット溶接を用いた場合の効果

・導入現場での作業効率向上
前述した通り、バット溶接を用いることで、現場での作業が容易となり、作業効率が向上します。Tig溶接と比較すると、溶接作業だけではなく、事前・事後準備も簡素化されます。

・熱歪みの低減
Tig溶接にてスチールベルトを接合した場合、熱による歪が発生する懸念があります。一方で、バット溶接の場合には熱歪みが少なく、歪取り作業が必要ないため、さらに高品質な接合を実現できます。

・製造リードタイム短縮
バット溶接を用いることで、Tig溶接と比較して、溶接作業時間を短縮することが可能です。さらに、誰でも溶接が可能であり、作業者に依存せず、標準化が実現できます。

スチールベルトのTig溶接は当社にお任せ

スチールベルトの接合について、製造工法の見直しを検討中の皆様、お気軽にご相談ください。最適なバット溶接機を提案させて頂きます。