課題解決事例
ホイールリムの溶接品質向上と安定化の実現
対象ワーク | ホイールリム |
用途 | 角材突合せ |
従来の工法 | Co2半自動溶接 |
バット溶接機の種類 | フラッシュバット溶接機 |
導入機種 | FA-100DGS |
導入効果 | 溶接品質向上、溶接タクト短縮、作業者スキルへの依存回避 |
お客様の課題
ホイールリムの接合について、バット溶接機を提案・導入した事例になります。従来は半自動のCO2溶接により接合を行っていましたが、以下の問題がありました。
①ホイールリムの接合箇所は、形状が波打っているなど、複雑形状であり自動化が難しく手動にて溶接を行っていた。1か所あたり30秒以上の接合時間がかかっており、作業効率が悪かった。
②手動溶接であり、作業者スキルが必要であったため、品質のばらつきが発生していた。品質不良が見られた場合、修正のための追加工が必要であり、生産性も低下していた。
バット溶接により①~③の問題を解決できる可能性があり、当社にご相談頂きました。
提案・導入効果
最大φ700程度のホイールリムの溶接工程に、フラッシュバット溶接機を導入しました。
フラッシュバット溶接機により接合することで、溶接時間を30秒から10秒まで短縮することができました。さらに、作業者のスキルに依存せず、良品を安定的に生産できるようになったため、作業効率が大幅に向上しました。また、ホイールリムは製品特性上、溶接強度が必要になりますが、バット溶接では母材強度同等の接合が可能であるとともに、前述したとおり作業者スキルに依存しないため、安定的に高強度溶接ができるようになりました。
バット溶接機ソリューションナビを運営する東京新電機では、フラッシュバット溶接機を用いた工法変換により、コストダウンや高品質化を実現した事例を多数持ちます。溶接に課題をお持ちの皆様、お気軽に当社にご相談ください。
↓ホイールリム用バット溶接機を動画で確認↓
導入したバット溶接機
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