課題解決事例

特殊鋼の使用量低減で15%の生産コストダウン

 特殊鋼の使用量低減で15%の生産コストダウン
 特殊鋼の使用量低減で15%の生産コストダウン
対象ワーク
用途角材突き合わせ溶接
従来の工法レーザーカット加工、プレス加工
バット溶接機の種類フラッシュバット溶接機
導入機種FA-100DGS
導入効果異材接合の実現、生産コストの低減

お客様の課題

鋏を製造されているお客様から、昨今の材料価格の高騰の影響を受けて使用している特殊鋼の材料コストが高くなっているため使用量を低減できないかとご相談を頂きました。

従来は特殊鋼からレーザー抜きで鋏を製造をされておられましたが、胴も刃も特殊鋼を使用するため、特殊鋼の使用量が非常に多くコスト増につながっている状況でした。

刃のみに特殊鋼を用いて、胴は安価なSPHCを用いることで適材適所で最適な材料を使用し、材料コストを低減したいとのことでした。

提案・導入効果

鋏という用途から、製品強度が非常に重要になると判断し、アプセットバット溶接ではなくフラッシュバット溶接による刃と胴の接合をご提案させていただきました。

先方からのご要求は

・母材強度以上の接合強度(270Mpa以上)
・切望断面積:4.5x30=135mm2

と非常に難易度が高く、アーク溶接やレーザー溶接では要求仕様にお応えすることが難しい状況でした。

異材同士の接合も可能なフラッシュバット溶接を用いることで、ご要求仕様をクリアし、高強度・高品質な接合を実現いたしました。

結果として、製造工程は増えてしまいましたが、1本あたりの生産単価は15%も低減することができ、コストダウンのメリットが大きいとお喜び頂くことが出来ました。

本事例のように、高価な特殊鋼を用いた製品の製造でお困りごとをお抱えのお客様には、フラッシュバット溶接を用いた製造が効果的です。。

フラッシュバット溶接の豊富な提案実績を持つ当社であれば、お客様のご要求や使用される金属に合わせた最適な提案が可能です。

特殊鋼の溶接でお困りごとをお抱えのお客様は、ぜひ当社にお声がけください。

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